マダカ(シーバス)をルアーで狙っています

スピニングリールのメンテナンス(2) 日常編

スピニングリールのメンテナンス(1) 油脂編では、リールオイルとグリスの使い分けについて解説しました。
今回は、日常的なオイルメンテナンスについて記述して行こうと思います。

なお、リールのメンテについては「境港のルアーフィッシング」さん(閉鎖)および、「tapの釣り日記」さんの影響を大きく受けてます
なので内容は基本的には、それらのサイトの情報に準じますので、元のサイトも是非ご覧ください。

03sensi3.jpg


◇ 注油の頻度は?

オイルメンテナンスの頻度ですが、私の場合、4~5回釣行したら注油するようにしてます。(1回の釣行時間2~3時間)
ただし忘れてしまったりすることもあるので(笑)、だいたい月一か、3ヶ月に2回くらいの頻度でしょうか
私の釣行場所は淡水域や汽水域が多いので、こんな程度でも大丈夫です。

しかし、純海水域や、サーフや磯場で波しぶきが掛かるような場所に多く釣行される方は、もっと頻度を多めにした方がいいかと思います。


◇ 水洗い

注油の前には、水洗いを行った方がいいでしょう。
シマノが動画を公開しています。



ただ、これはステラだからいいんですが、安いリールだとリール内部に水が浸入しまくることがあります
特に波しぶきをかぶった、雨の中で釣りをした、という場合でなければ、毎回水洗いをする必要はないかと思います。

水洗いは、ドラググリスに悪影響があるのでお湯はダメです。(ぬるま湯程度ならOK)
あと最近のリールは穴あきスプールが多いので、そのまま水を掛けるとスプールシャフトに水が付着してしまいます。
スプールをいっぱいまで後退させた状態で、水洗いした方がいいでしょう。


◇ ラインローラー

ラインローラーはもっとも海水が浸入しやすい部分なので、ボールベアリングが非常に錆びやすいです。
なので特にここは頻繁に注油したいところですね。

oil_m01.jpg oil_m02.jpg

ラインローラーの隙間にリールオイルのノズルを押し当てて注油します。
両サイドからプシュッと一回ずつやります。

回転性能が求められる部分ではないのでグリスでもいいんですが、グリスだと内部まで行き渡りにくいので、グリスを使う場合は分解して注油した方がいいですね。

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最近のシマノのリールの場合は、ラインローラーにオイルインジェクションが設けられていますので、ここからオイルを注油できます。


◇ スプールシャフト

リールの回転に、地味に影響が大きいのはスプールシャフト(メインシャフト)です

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スプールを外し、シャフトを最前進させた状態で、根元の部分にオイルをプシュッとやって、ハンドルを回してオイルを行き渡らせます。
この部分にグリスを使用すると巻きが非常に重くなるので、グリスはおすすめしません。


◇ ドライブギア(ハンドル根元)左右のボールベアリング

ハンドルおよび、ハンドルの反対側のキャップも外して、ドライブギア(マスターギア)左右のボールベアリングに注油します。
ただし、ボールベアリング(以下BB)が片方ないし両方ない機種もあります。

oil_m5.jpg

ハンドルを外すとBBが見えますので、BBのシールドの隙間にノズルを押し当て、オイルまたはグリスを注油します。
プシュッと1~2回噴射したら、ハンドルを差し込んで回して、BB内部に油分を行き渡らせます。
この作業を左右両方で行います。

前の記事でも書いたように、BBにはオイルの方がおすすめなのですが、オイルにしてしまった場合は頻繁に注油する必要があります。
といっても、釣行時間10~15時間に1回くらいでもいいかと思いますけどね


シマノのザルス リールオイルスプレー(SP-015L)や、ダイワのREVボールベアリング用オイルのような粘度が低いリールオイルを使用すると、回転はさらに軽やかになります。
ただし、その分油持ちも悪くなるので注意が必要です。


ここまでは、日頃行った方が良いオイルメンテナンスについて解説しました。
この他、「動きが悪くなった!」とかで、随時行うメンテナンスも解説します。


◇ ベールアーム稼働部

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アームカム(アームレバー)および反対側のベール受け部の隙間から、オイルまたはグリスを注油します。
この部分は本当はグリスがおすすめなのですが、分解しない場合の浸透性を考えるとオイルのがいいですね。
ネジ側からはオイルを注油します。


◇ ハンドルノブ

ハンドルノブは、ハンドルノブキャップを取り外して注油します。
キャップの固定方法にはネジ止めや、逆ネジのキャップ、ただ埋め込んでいるだけのものなどがあります。

I字型ノブの場合は穴が空いてるので、オイルのノズルを突っ込んでを噴射してもいいですが、外すのは簡単です。

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クリップの先端を少し曲げただけのもので、簡単に取り外せます。
ただし初代レブロスなどのように、キャップがハメ殺しとなっているものもあります。

完全分解しない場合は、BBの使用有無に関わらず、浸透性の高いオイルのがいいでしょう。


◇ ドラグ

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ドラグには、専用のドラググリスが必要です。
スピニングリールのドラグメンテ(フェルトワッシャー)をご覧下さい。


◇ オイルインジェクション

シマノのスピニングリールには、ボディにオイルインジェクションという注油専用の穴が設けられています。
オイルインジェクションからの注油は、シマノ純正オイルを使用することが指定されています。

oil_m10.jpg

ところが、ここからオイルを噴射しても、クロスギア(ウォームシャフト)までオイルが行き渡ると思えません
それにオイルはグリスを溶かしてしまうので、各ギアのグリスも流れてしまいます。
tapの釣り日記さんでも言及されてましたが、どうも使えない穴ですね・・・
(もっともシマノのオイルは、TAKE'S REEL ROOMの竹中さんによると、グリス分が含まれてるのでギアに使っても大丈夫なようですが)

そうなると、最低でも溶けてしまったグリス分だけでも追加注入したいところですが、穴が小さすぎてどこに噴射されるのかさっぱりわかりません(汗)
02モデルの頃はオイルインジェクションも大きかったのでまだ何とか見えましたが・・・

oil_m11.jpg

12ヴァンキッシュの分解時に確認したところ、オイルインジェクションの位置はだいたい、上の写真の赤丸内部の位置に該当するようです。
いちおう、ピニオンギアにスプレーグリスを噴射できるっぽい感じですね。
なのでオイルインジェクションからスプレーオイルを適当に噴射して、(期待できないけど)リールを回して各所にオイルを行き渡らせます。
その後、ローターを回しながらスプレーグリスをピニオンギアにちょこちょこ吹けばいいかもしれないです。

まああまり使えない穴ですが、ノーメンテで長期間使い続けるよりは、たまに注油した方がいいかと
オイルインジェクションからの注油頻度は釣行時間次第ですが、土日アングラーであれば3ヶ月に一度くらいでいいかと。


日常的なメンテナンスの記事としては、以上になります。
以降の記事では、トラブル別に対処法を書いていこうと思います。

スピニングリールのメンテナンス(3) 回転トラブルにつづく

テーマ:ソルトルアー - ジャンル:趣味・実用

  1. 2015/02/01(日) 02:02:33|
  2. リールのメンテ・改造
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Author:bara

三河湾エリアおよび、たまに名古屋港でマダカ(シーバス)をルアーで狙っています。
ただしマダカ釣りを3年ほど休止していたので、また勉強し直しです。

かつてはナマズ釣り(トップ専門)にもハマっていました。そんなわけでこのブログではナマズ釣行記もアップすることがあります。
正直、マダカより面白いと思うこともしばしば・・・(汗)

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