マダカ(シーバス)をルアーで狙っています

スピニングリールのメンテナンス(1) 油脂編

そういえば、リールの怪しげな改造の記事ばかりで、基本的なメンテについては書いてませんでした
何回かに分けて、スピニングリールのメンテナンスについて書いていこうと思います。
第一回目は、オイル・グリス等の油脂類について記述します。

cy2500r_01.jpg


◇ オイル・グリスはリール専用のものを


釣り関係のウェブサイトやブログ記事を見てると、皆さんリールのメンテナンスに様々なオイルやグリスを使用されてますね。
特にCRC(5-56, 6-66等)や、ホームセンターのグリスなんかがよく使われているようです。

これらを実際にリールに使用した経験のある私から言わせていただきますと、やめた方がいいです
過去にダイワのバイキングST-44というリールに、CRC 6-66とホームセンターで安かったグリスを注油したことがあります。
するとどうでしょう。数ヶ月後、リール内部で油脂が固着してハンドルが回らなくなりました

st44.jpg

まあボールベアリングも一個もないという単純な構造の機種でしたので(爆)、パーツクリーナーで洗浄して事なきを得ました。
しかし、これが最近の精密なスピニングリールだったらと思うとぞっとします。
CRCとグリスの相性的なものもあったのかもしれませんが、一般的なリールオイル・グリスではまず起こらないことです。

あと、竹中さんのTAKE'S REEL ROOMに、ボールベアリングに汎用オイルとシマノのリールオイルを使用した場合の比較記事があるますので、是非一度お読み下さい。
(「TIPS」 → 「たかがオイル?」)

なので基本的には、リールにはリール専用のオイル・グリスを使用することを強くおすすめします。


◇ オイルかグリスか

リールのメンテに慣れない最初の頃に、迷いがちなのはオイルとグリスの使い分けです。
ちなみに、ダイワとシマノのオイル・グリスの説明書を見ると、ほとんどの部分にグリスを使用するように書かれています。

sp-015l.jpg
※シマノのリールオイル・グリス説明書より抜粋。クリックで拡大します

う~ん・・・実際にこの通りにグリスを注油すると、たぶん巻きが非常に重くなると思います・・・

まず、オイルの特長からあげてみたいと思います。まずオイルは粘度が低いことが特長ですので、

・回転は非常に軽くなる。
・狭い隙間にも注油しやすい。
・反面、油持ちは悪い。


というようなことになります。
次にグリスの特長ですが、こちらは粘度が高いことが特長です。

・回転は非常に重くなる。
・狭い隙間に注油しにくい。
・その代わり、油持ちは良い。


ということになります。これらの特色を踏まえて、使い分けるといいでしょう。

例えばリールの軽い回転よりも、油持ちを重視したい場合は説明書通り、ローラークラッチ以外には全部グリスでもいいでしょう。
ただ、エサ釣りならそれでもいいと思いますが・・・ルアーフィッシングではあまりおすすめできないですね



私の場合、ボールベアリング使用箇所およびスプールシャフト(メインシャフト)にはオイルギアの歯面にはグリスを使用しています。
ベール摺動面や、ボールベアリングが使用されていないハンドルノブでもオイルを使用することが多いです
特にボールベアリングにオイルを注油するか、グリスを注油するかでは回転に大きな差が出ます。
ただし油持ちはグリスと比較すると悪くなるので、グリスよりは頻繁に注油する必要が出てきます。


◇ おすすめのリールオイル・グリスは?

ではどんなリールオイル・グリスがおすすめかというと、非常に月並みですがシマノ純正のリールオイル・グリスで十分です(笑)
それぞれ単品の販売もあります。(オイル : SP-013A, グリス : SP-023A)

sp-013a.jpg

さすが本業は自転車のパーツ屋だけあって、シマノのオイル・グリスは非常にいいです。
もう15年以上使ってますが、何の不満もないですね。
ただ、スプレーグリスはほとんど使わないので全然無くならないのですが・・・
(ギアの歯面にはスプレーではないグリスを使用してますが、それはまた後述します)

リールを分解しない、という人であればオイルだけでも十分かも知れないです。
また別記事でも紹介すると思いますが、シマノのオイルインジェクションから注油するのは、オイルが推奨されていますし。



ではダイワの純正オイル・グリスはどうなのかというと、ダイワはちょっとクセがあります



まずオイルですが、シマノのオイルよりも粘度が高いです。
その分油持ちはわりといいのですが、ローラークラッチとかには使いたくないですね・・・
知ってる人は知ってると思いますが、ダイワのチューブ入りオイルの懐かしい臭いがします(笑)

次にグリスですが、グリスにしては粘度がやたら低いです
ギアに使うのはやや躊躇してしまいますが、BBのシールドの隙間など狭いところにも注油しやすいので、使いようによっては非常に使えるグリスです。
ギアの歯面に塗布する場合、なにか小さな容器にグリスを噴射して、溶剤(噴射剤?)が揮発するのを待ってから塗布するといいでしょう。

私の場合、いちいち使い分けるのも嫌なので、ダイワのリールでもシマノのオイル・グリスを使ってます
最近は回転性能を売り物にした各種オイルも出ていますが、ベイトキャスティングリールのスプールの回転とかに気をつかうのでなければ、上記の製品だけで十分かと思います。


(2015/02/14 追記)

リールを分解し、ドライブギアやピニオンギアにグリスを塗布する場合は、飛び散るスプレーグリスよりも、容器入りのグリスの方が便利です。

dg06.jpg

上の写真はシマノのDG06というグリスですが、大量に入ってて税抜800円とお買い得です
この他にも、一般的なスピニングリールのギア用にはDG10というグリスもあります。
ダイワからも、メンテナンスグリス104という容器入りグリスが出ています。

ただしこれらは基本的にパーツ扱いで、置いている釣具店はほとんど無いので、釣具店で取り寄せする必要があります。
サービスパーツ用販売グリス一覧表(シマノ)
グリス・オイル(ダイワ, スポーツライフプラネッツ扱い)

シマノ SHIMANOサービス用グリス#SHIP0・DG06

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次回は、日常的なメンテナンスについて記述したいと思います。

スピニングリールのメンテナンス(2) 日常編へつづく

テーマ:ソルトルアー - ジャンル:趣味・実用

  1. 2015/01/29(木) 23:39:56|
  2. リールのメンテ・改造
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三河湾エリアおよび、たまに名古屋港でマダカ(シーバス)をルアーで狙っています。
ただしマダカ釣りを3年ほど休止していたので、また勉強し直しです。

かつてはナマズ釣り(トップ専門)にもハマっていました。そんなわけでこのブログではナマズ釣行記もアップすることがあります。
正直、マダカより面白いと思うこともしばしば・・・(汗)

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