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串本エサ釣り遠征!(前編) [串本遠征2019年2月]
引き続き串本エサ釣りの続編ですが、オスプレイが通過しても相変わらずフグラッシュのままで、状況は変わらない。
雨もどんどん強くなってくるわで手が冷たいし・・・(泣)
ただ表層を見てると、大きな
ボラの群れがコマセに群がってくるようになってきた。
ちなみにクロダイ釣りにおいては
ボラを寄せることができればチャンスだとされていて、エサ取りを蹴散らしてくれるんですよね。
しかしフグラッシュは相変わらずで、どうやらボラの下の層でエサを拾っている感じだ。
このままウキフカセを続けていてもフグしか釣れないのは確実なので、ここでハリスを1.2mくらいまで詰めてしまう。
これでもう「ウキフカセ」とは言えないただの「ウキ釣り」状態になってしまいますけどね・・・
シュパッ!!!!
タナをあげたところで即、ヒット!

釣れたのは20cmちょっとの木っ端グレでしたが、もともと串本はグレ目的で通い始めたのでうれしいです

それに小さくても「寒グレ」で(笑)、臭みも無いので美味しく食べられますからね。
雨もだんだん強くなってきて精神的につらいけど、この水面から1.5mくらいのタナでは明確なアタリが良く出て退屈しない。
このあたりが、ルアーとは全然違いますよね・・・
何らかの反応さえあれば、いくらでも長時間釣り続けることができます(笑)
スッ!
なんと20cmくらいのメバルが、水面下1.5mまで浮いてきてヒットしました!
まあトップで釣れたりもするくらいなので浮いては来る魚なんだけど、真昼間ですからねえ・・・
メバルを「根魚」「ロックフィッシュ」というのは、なんか無理がある気がします

この後また30cmオーバーのアイゴを掛けたりしたものの、ここからしばらく魚をゲットできない状態になってしまう。
というのも、
明確なアタリは出るけど、アワセを入れてもすべてスカという状態に陥ってしまったからです

うう~ん、何でだ???ハリのサイズを変えても効果は無いし、いったいどうなっちゃったんだろう・・・?
ここでハリを、カワハギ専用のハリである「ハゲ鈎」に交換してみる。
上の写真のとおりハリ先が外側に張り出してて、まさに掛けること最優先のエサバリですね(笑)
このハリで掛からない魚はまず無いので、これで正体を確かめてみようかと・・・
ハゲ鈎に魚玉(練り餌)を付けて投入してみる。
スパッ!!?
ハゲ鈎に変えて一発目で即、ヒット!
かなり引きが強くて苦労したけど、見えるところまで上げてきたらなんと40cmオーバーのクロダイ!
これはなんとしても獲りたいので慎重にファイトするが、なんとハリを折られてバラシ!

うう~ん、やっぱりハゲ鈎だとクロダイには折られるか・・・(泣)

クロダイが居ることがわかったのでハゲ鈎はヤバいので、再びチヌ鈎に戻して再開する。
しかしやっぱり、明確なアタリが出ても絶対かからないのは同じで、どうにもならない(泣)
クロダイだったらさすがに、もっと掛かるはずだよなあ・・・
となると、犯人はアイツの可能性も考えられるか???
スーッ!!!
ウキが消し込まれてゆくアタリで、ヒット!
とにかく引きが強く、三河湾・名古屋港でルアー釣りをしたことがある方なら、たぶん経験したことがある引き方だ(爆)
シーバスと違って下に突っ込もうと粘るので、何とか浮かせて空気を吸わせ弱らせる。
5分以上格闘しランディングに入るが、魚体が長すぎて大苦戦の後にランディング成功。

釣れたのは
ボラ60UPでした!!!

いや実はタナを上げたのは、表層に見えてるコイツを釣り上げたかったこともあったんですよね(爆)
ボラの場合コマセを吸い込むように捕食するので、大きいアタリが出たりするんですよね。
ちなみにエサはオキアミでしたが、コマセを吸い込んでるうちに吸い込んでしまったか、狙って食ってきたかは不明です。
過去の経験上、後者の可能性が高そうですが・・・
ちなみにこのボラ、ほとんど臭くなかったです!
臭いのは汚い海域のボラだけで、きれいな海で釣れるボラは臭くないんですよね。
三河湾のボラなんて世界最強クラスに臭いので触りたくも無いですが、串本で釣れたこのボラはお持ち帰りです(笑)
帰ってから刺身で食べましたがほとんど臭みも無く、絶品でした!


この後も相変わらずアタリが出ても掛からない状態は続いてしまう。
しかし沈みテトラに近いところまで仕掛けが流されると、20~25cmくらいのグレがわりと掛かってくるようになって退屈しない。
う~ん、ウキフカセだとグレは釣れなかったのに、ハリスを詰めたら釣れ出すのはどういうことだろう・・・?

しかし14:00頃から、雨足は弱くなってきたけど、かわりに強く冷たい風が吹き出してきた。
もう全身ずぶ濡れ状態にこの風はさすがにきつい!!!

上半身は防寒着(イージス)のおかげで大丈夫だけど、イージスのパンツは全然ダメなので下半身はびしょびしょ・・・
まだコマセは1時間分以上残ってたけど、15:00頃に早めに終了することにした。
余力があったらこの後、餌木でアオリイカを狙うつもりだったけどこの状態では無理でした


ちなみに今回は、丸36時間寝てなかったこともあって(汗)、勝浦の格安ビジネスホテルで宿泊してから帰途につきました。
串本から勝浦に移動する途中、上の写真の湯気が出てる湖を見つけましたが、
ゆかし潟という汽水湖らしいです。
特に筏とかないようですが、温泉も流れ込んでるし真冬でも何か釣れるのでは・・・?気になります
↓R23の下り線、事故渋滞でとんでもないことになってました・・・
なお今回の釣行は、ボラ、グレ、アイゴ、メバル、キタマクラ、クサフグで一応6目達成です

クロダイが釣れなかったのは心残りではありますが、お土産としてはクロダイより美味しいボラが釣れたので良しとします(笑)
しかし遠からずシーバスもシーズンインするかもなので、エサ釣りは年末までお休みかな・・・
本日のタックル(ウキフカセ釣り→ウキ釣り)竿 | ラディックス磯 1.5号530(シマノ) |
リール | 16エアノス C3000(シマノ) |
道糸 | エアノス付属の3号ライン(メーカー不明) |
ウキ | 遠矢ウキ 1号-大(トオヤ) |
オモリ | ゴム張ガン玉 3B, 2B(ヤマワ産業) ガン次郎 G2(MST) |
ハリス | トヨフロンスーパーL・EXハイパー 1.7号(東レ) |
ハリ | 沖アミチヌ 2~4号(がまかつ) |
刺し餌 | オキアミM, 魚玉ハード |
撒き餌 | オキアミM(3kg) + アミエビ(1.5kg) + グレパワーV9スペシャル(1袋) + 荒びきさなぎ(1袋) + 押し麦(900g) |
テーマ:釣り - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/16(土) 15:18:44|
- 遠征釣行記
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さて皆様はもう、初釣りには行かれましたでしょうか?
実は私も1月に、釣行記は書いて無いですが三河湾エリア港湾部の奥の奥へシーバス釣りに行ってました。
結果はチビセイゴの1バラシのみで、ボウズに終わりました

でも深場ならともかく、真冬に三河湾奥々のシャローでヒットがあっただけでも奇跡的かもしれません(笑)

そんなわけで2019年はまだ1回の釣行のみで、2月に入ってもまだノーフィッシュでした。
しかし2月の3連休の機会に、
串本に遠征することにしました。
串本は昨年
11月末、
12月末と行きまくってますが、今回もまた癒しのエサ釣り釣行です

とゆうのも前回の釣行で、コマセにクロダイがたくさん群がってきたあの光景が忘れられず、どうしても行きたかったんですよね。
2/8(金)の仕事帰りに地元のイシグロに寄って、オキアミ3kgとアミエビ1.5gを調達する。
行く途中で調達だとオキアミが少し高いので、あらかじめ地元で買っておいて溶かしながら向かおうという寸法です(笑)
ちなみに三河だとオキアミは異常に高いことが多いですが、チェーン店のイシグロだけは名古屋と同じ価格(税抜840円)で売っててお得です。
今は知らないですが、むかし天○堂だとオキアミ3kgが1,400円弱で売ってましたからね・・・
オキアミ3kgは、700~1,000円くらいが一般的な相場です。2/9(土)の1:30頃に自宅を出発し、もうかなり行き慣れてきた串本を目指す。
といってもやっぱり最速でも4時間半はかかるので、行程は楽ではないですけどね・・・

6:00前に、昨年末に訪れたばかりの串本のマイエサ釣りポイントに到着。
その間に誰かが入ったらしく、アオリイカの墨で足元が黒く汚れてしまっている。
この日は寒波襲来で愛知とかはクッソ寒かったみたいだけど、この時点では串本まで寒波は降りて来てなくて寒くなかったです

さっそくコマセを作ろうと思ったけど、昨日に買ったオキアミがまだほとんど溶けてない!(泣)
うう~ん、温風が吹き出す車の足元(助手席側)にずっと置いてたんだけどなあ・・・
やっぱり、少し高くてもエサ屋のオキアミ半解凍サービスを使わないとダメっぽいです

オキアミは海水に漬けておいて7:00頃にはようやく溶けたので、コマセを作る。
今回はオキアミ3kg + アミエビ1.5kg + グレパワーV9スペシャル1袋 + ムギパワー1袋 + 荒びきさなぎ1袋 + 押し麦0.9kgという配合です。
集魚力重視で比重はちょっと重め、いちおうグレも視野に入れつつ本命はクロダイという配合です(笑)

磯竿1.5号で、遠矢ウキにハリス1.7号2ヒロの半ウキフカセという仕掛けで釣りを開始する。
いつもはコマセを打ちだして30分くらいしないと魚が寄ってこないんだけど、今回は打ち始めてほどなくジャミが群がってきた。
これはなかなか、活性は高いのかもしれない・・・?
しかしここから、アタリが出ないままエサを取られ続けるという事態に陥ってしまう(泣)
うう~ん、円錐ウキならともかく、感度のいい遠矢ウキでアタリも取れないとは・・・
ツッ!わずかなアタリを逃さず、即アワセ!

上がってきたのは20cmオーバーのカワハギでした!
ああ、これならアタリが出ないままエサを取られてたのも納得ですね

カワハギは私の中でベスト10に入るくらい美味しい魚なので、これが釣れるとテンション上がります(笑)
この後はアタリは出るんだけど、ウキが1目盛だけクッと抑え込まれただけで、エサを取られてしまうという状態が続く。
この抑え込みでアワセても掛からないし、放置してたらエサが無くなってるので釣れないし、どうにもならない・・・
スッ!久しぶりに明確なアタリで、ヒット!

しかしヒットしたのは、キタマクラでした

あ、これはぱっと見さっきのカワハギに似てますが、フグの仲間なので釣れても食わないように注意しましょうね。
食ったら「北枕」になるというのが魚名の由来ですので・・・


そしてこのキタマクラを皮切りに、あとは恒例の
フグラッシュとなってしまい、エサのみならずハリまで取られまくってしまう

ほんとこのフグ、何とかならないもんですかねえ・・・
かつてマルキューから、「フグバイバイ」というフグ避けの撒き餌が出てましたが、効果が無かったのかすぐ消滅しましたね

これではとにかくエサが持たないので、前回わりと反応が良かった練り餌(魚玉)を使用してみることにした。
ウキが2目盛くらい沈むほど重いので、もうウキフカセでは無くなってしまうけど・・・
スパッ!!!!
魚玉で、ヒット!
かなり引きが強くてフグとは全然違い、明らかに平べったくて体高が高い魚の引きだ。
少し期待したけど身に覚えのある激しい引き方で、姿が見える前にはだいたい正体がわかってしまう。
けっこう苦戦したけど、なんとかタモでランディング成功。

釣れたのは予想通り、35cmくらいはあるアイゴでした・・・こんな引き方をするのはコイツくらいしか居ません

前回は大きなハサミを持ってなかったのでリリースしましたが、今回は持ってきてたので、毒針を全部切ってキープしました(笑)
しかしこの頃から、天気予報にはなかった
雨が降り出してしまう!(死)
マジかよ・・・いちおう防水の防寒着(イージス)は着てるけど、パンツの方は防水・防寒ともにイマイチなので、雨が染みてきてしまう。
でも今回はコマセも大量に用意してるし、切れるまでは頑張りたいところだけど・・・

10:30頃、なんか地鳴りのような音が聞こえてくるな・・・と思ったら、なんと
オスプレイが編隊で飛んできました!
初めて見ました・・・しかし左の方々がとやかく言ってる安全性はともかく、けっこう騒音がでかいですね。
ただヘリコプターと違って速度が段違いに早く、すぐに飛び去ってしまうので、どっちがうるさくないのか難しいです。
ちなみにベル社V-22の通称「オスプレイ」とは、魚を捕食する鳥「ミサゴ」の英語名です。
記事がけっこう長くなってきたので、後篇に続きます。
エサ釣りはけっこう忙しいこともあって、記事が長くなる傾向にありますね・・・

次の記事→またもや、串本エサ釣り遠征!(後編) [串本遠征2019年2月]
テーマ:釣り - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/11(月) 16:52:56|
- 遠征釣行記
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さて皆様は、シーバスロッドはどれくらいの長さのものを使用されてるでしょうか?
おそらく、港湾部メインであれば短くて8フィート6インチ、長くて9フィート6インチくらいが一般的といったところでしょうか?

ちなみに私が三河湾・名古屋港エリア港湾部で使用しているのは7'6"~8'5"で、一番よく使用しているのは7'6"です。
上の写真はもう作ってない、がまかつのラグゼ・ソルテージチータ76MLですが、年間7~8割はこの竿を使ってますね。
ちなみに購入年はシーバスを始めた2006年なので、実に12年以上使用していることになります・・・

私がまだシーバスフィッシングを始めてなかった2000年ごろ、「シーバス」に特化したソルトルアーロッドは無かったように思います。
ダイワだったらパシフィックファントムとか少数のラインナップしかなく、ブランジーノどころかモアザンすらありませんでした(笑)
そしてソルトロッドの主流は10フィート以上で、投げ竿の延長または派生のようなロッドが多かったですね。

その後、シーバス専用ロッドがだんだん登場してきたんですが、レングスは一気に短尺化していきました。
その一因として、村岡さんの影響力がかなりあったんじゃないかと思います。
当時の村岡さんは、6'10"しかないデストロイヤー
F3-610XSというバスロッドを使用して、東京湾で常人離れした釣果を上げてました。
あ、久しぶりにメガバスのサイト見たら、いつの間にかF3-610XSが復活してますね・・・買っちゃおうかしら

私がシーバスフィッシングを始めた2006年ごろは短めのシーバスロッドが主流で、各社シーバスロッドは7'6"からラインナップがありました。
ところが風向きが変わりだしたのは2008年ごろからで、ここからまたシーバスロッドはまた長尺化していきます

この潮流が始まったのは、おそらくアピアの
ナイトホーク91MLが出た影響が大きいのではないかと考えてます。
ナイトホークは最終的に9'5"にまで伸びてしまい、あの村岡さんが港湾部でロングロッドを・・・というのはかなりのインパクトでした(笑)
東京湾のスレたシーバスに対応するため、飛距離の出るロングロッドで他のアングラーの届かない場所を狙う、というコンセプトでしたね。
あとシーバスを狙うスタイルもけっこう当時と変わってきたかと思います。
今はただ巻き全盛時代で、ジャーク&トゥイッチでシーバスをリアクションバイトで獲っていくスタイルは、もうロストテクノロジーです(汗)
ロッドの操作性やアキュラシー性能よりも、ルアー自体の食わせる性能および飛距離が重視される時代になってしまったとも言えます。

最近出てるシーバスロッドでは7フィート台はもう絶滅危惧種で(泣)、短くても8'6"、酷いと9'0"が最短というモデルもあります・・・
そんなわけで選択肢が少ないのがネックですが、今であってもショートロッドは有効なケースがけっこう多いです!
このまま絶滅してしまう前に、ショートシーバスロッドの魅力を書いておこうかと思います
◇ ショートロッドは疲れないまず短いシーバスロッドは、長時間振り続けても疲れないです。
最近は長いロッドであってもかなり軽量になっていますが、てこの原理で長いロッドを振り回す方が力が要ります。
また強風の日はロッドが風にあおられてしまいますが、こんな場合も短いロッドの方が影響を受けにくいですね。
私は自重があまり変わらない
クロステージ904Lと
ディアルーナMB S706L-4を両方使ってますが、7'6"のディアルーナMBの方が断然疲れません


まあ竿の自重自体も、短い竿の方が一般的には軽くなりますけどね。
重めであるディアルーナMBは例外ですが、メインで使ってるチータ76MLはたった107gしかありません!
長時間釣りを続けてると手持ちの重量もけっこう気になってくるので、軽量なリールを選ぶことと同時に重要な要素です。
もっとも私自身は、最近は長時間釣りを続けることがめっきり減ってます(笑)
30分~1時間くらいが多いんですが、仕事帰りの平日釣行が多くなってるためこれ以上疲れたくないし、疲労を翌日に残したくないですからね。
そんなわけで疲れないシーバスロッドというのは、かなり有効であると思います。
◇ ルアーにアクションをつけやすい
最近はただ巻きの釣りが主流だと書きましたが、今であってもリアクションバイトを誘う釣りは俄然有効です。
具体的にはミノー・バイブのジャーク&トゥイッチ、ペンシルベイトのドッグウォークなどが相当します。
しかし長いロッドでアクションをつけようとすると、疲れるしやりにくいんですよね。
極端な例を出すと、昨年サーフで10'9"のロッドでドッグウォークしようとしましたが、疲れて5分が限界でした

しかし7'6"のロッドであれば、1時間以上ずっとドッグウォーキングしてても疲れないです!
◇ アキュラシー性能が良い基本的に、長い竿の方が狙った場所にルアーを落とすことが難しくなります。
まあこれもてこの原理で、ちょっとしたグリップのブレで、ルアーの飛行経路が大きく変わってしまうため当たり前なんですけどね。
バース打ちとか橋脚打ちとかする機会が多い人にとっては、アキュラシー性能は大きい問題になります。
まあ、ルアーを沖に投げ続けるだけの人には関係ないかもですが・・・


そのため、アキュラシー性能が必要な釣り場に行く時は、私はできるだけ短い竿を選びます。
極端な例ですが、岸際ギリギリとかにルアーを投げ込む必要のあるナマズ釣りでは、6'0"~6'6"を使用してます。
ただし名古屋港だと遠いバースもあるので、そんな場合はぎりぎり届いてアキュラシー性能を損なわない、8'5"のロッドを使ったりもします。
今はもう改修工事で潰されてしまいましたが(泣)、私がかつて通っていたポイントで、10mくらいのところにピン打ちする必要があるところがありました。
岸際ギリギリに落として、X-Rapをジャーキングすると簡単にマダカクラスがヒットしたものです。
しかしこれだけ距離が近すぎると、長い竿だと狙いにくいんですよね・・・
あと短いロッドの方が、短い分感度は良くなります。
また極端な例ですが、6万円弱したモアザンブランジーノ95MLより、1万円強のソルティーショットS600Lのほうがダントツで感度がいいですね
◇ 取り回し、持ち運びが楽ポイントによっては左右や頭上、後方に障害物があったりしてキャストがしにくい場合がけっこうあると思います。
こんな場合は圧倒的に短いロッドの方が有利で、サイドハンドキャスト、バックハンドキャストも容易で取り回しがいいです。

私は普段は5ナンバーの小型車で釣りに行っていますが、7'6"であればジョイントを外さなくてもそのまま車に積めます。
そのためラン&ガンでちょこまか移動する分には非常に便利で、これが一番のメリットかもしれません(笑)
まあこれは、乗ってる車のサイズは人それぞれなので、それに合わせたサイズを選ばないといけないですけどね。
またディアルーナMB S706-4は仕舞寸法が61.6cmとなるパックロッドなので、原付バイクに括り付けての長距離移動も苦になりません!
人によっては電車やバスなどの公共交通機関を利用する人も居ると思いますが、そういった場合にもかさばらないショートパックロッドは便利ですね。
私は車移動でもディアルーナMB使うことがありますし、エギングにまで使っててお気に入りです
◇ 短いロッドの欠点とかまあ当然ではありますが、短いロッドだと飛距離は落ちてしまいます。
なのでよく行く釣り場が遠投しないと釣れない、なんて場合はどうしても不利になってしまいます。
しかしながら、
夜のシーバスは想像以上に岸に近いところに居るものです。
これはドシャローである私のホーム周辺でも同じで、クッソ浅いところにマダカがベイトを追い込んで捕食しに来るんですよね。
昔はこのことがわからなかったので、何もない沖に遠投してはノーバイトでボウズ続きだったんですが・・・
「魚は足元に居ると何度言ったらわかるんだ」とウェブサイトで書いてる方がいらっしゃいましたが、そのことが10年経ってやっとわかりました

そんなわけで、ポイントによっては
ルアーの飛距離は必ずしも重要なファクターではないんですよね。
普段通ってるポイントで、是非岸近くのシャローや、岸際ギリギリを探ってみて下さい。
驚くような場所でヒットして、ポイントの見方ががらっと変わるかもしれません!

三河湾や名古屋港は、過去の伊勢湾台風の高潮の経験から、足場が異常に高いところが多いです。
そういうところではやはり短いロッドでは不利にはなります。
ただし、足元まできっちりルアーを引きたいという場合でなければ、短いロッドでも使えないこともないです

あ、もちろん5m以上伸びるタモは必須ですけどね・・・
◇ 短いロッドの選び方短いロッドを選択する場合、使用用途によってタイプを選んだ方がいいかと思います。
まずアクション(硬さ)は使いたいルアーに合わせることになると思いますが、難しいのはテーパーアクション(調子)ですね。
まず私がメインで使ってるチータ76MLを例に挙げますと、この竿はレギュラーテーパー寄りのテーパーアクションです。
そのためアキュラシー性能は正直悪いですが、魚が掛かると良く曲がるため、強い引きをいなすことができます!
これは竿全体で引きを吸収できない短いロッドではけっこう重要な要素だと思います。

次にサブで使ってるハンタウェイ852LLを例に挙げますと、この竿はファストテーパーで、アキュラシー性能は抜群にいいです。
しかし引きの強い魚を掛けるとバットが硬いためのされてしまい、かなり慎重にファイトしないとバラします。
過去に6'0"のソルティーショットS600Lで80UPを掛けた時なんか、体全体で魚の引きを吸収する羽目になりましたからね

なのでギンギンのファストテーパーだと、ファイトの難易度は爆上がり間違いなしですが、それが楽しくもあります
◇ 最後にショートロッドは絶滅しそうな勢いでしたが、昨年出たモアザンエキスパートAGSに76L, 77MLのラインナップが出てますし、最近は少し復権の兆しがあるように感じます(笑)
ショートロッドは難しいところもありますが、持っていれば場所によっては便利に使えるので、持ってなかったらぜひ使ってみて下さい!
テーマ:ソルトルアー - ジャンル:趣味・実用
- 2019/02/02(土) 18:20:53|
- ロッド
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さて以前、発売から10年近く経っているのに
ラピノヴァXのインプレ記事を書きました

ラピノヴァXは港湾部メインで使用しているラインですが、今回は河川メインで使用しているラインのインプレを書こうと思います。

私が河川で主に使用しているラインは、東レの
シーバスPE パワーゲームです!
発売年は2008年で、これまた10年以上前に発売されたPEラインのインプレとなってしまいます(爆)
今となっては珍しくありませんが
8本撚りのPEラインで、発売当時はよつあみWX8、バリバスのマックスパワーくらいしか他になかったです。
(サンラインのキャストアウェイPEもありましたが、あれはポリエステルとのブレイドなので種類が違います。)
シーバスPEパワーゲームは村岡さん監修のラインで、以前には4本撚りの
シーバスPEというラインも存在していました。

こちらももちろん村岡さん監修のラインで、私も一時期使っていたことがありました。
しかし初心者だった当時の私の技術では
バックラッシュしまくりで(泣)、かなり使うのが難しかったのをおぼえています。
何しろ、新品で買って来て4投目にいきなりバックラッシュしたくらいですからね!!!

それ以前はファイヤーラインを使っていたこともあってノントラブルだったのですが、シーバスPEではライントラブル起きまくりでした・・・

ただ、シーバスPEを使っていたおかげで、PEラインのトラブルを抑えて使えるスキルは身につきましたけどね

もっとも、PEラインに慣れた現在であっても、正直シーバスPEを長期間ノントラブルで使える自信は無いです

何しろあれだけトラブったPEラインは、他に記憶が無いですからね・・・
◇ シーバスPE パワーゲームについて
話をシーバスPEパワーゲームに戻しますが、前述したようにパワーゲームは8本撚りのPEラインです。
最近多いポリエステルとのブレイドの8本撚り(よつあみX8など)ではなく、
純PEの8本撚りです。
そのため非常にしなやかで、かつ引っ張り強度も4本撚りラインやポリエステルブレイドより高いものとなっています。
8本撚りとか多本撚りラインのいいところは、
引っ張り強度が強いので、4本撚りラインより細号柄を使えるというところですね。
例えば河川で20lb程度のPEラインを使いたい場合、20lbのPEラインとなると4本撚りでは1.5号くらいになり、飛距離の低下は避けられません。
しかしシーバスPEパワーゲームでは1.2号で20lbなので、ワンランク細い号柄を使用することができます!
また、
8本撚りラインは4本撚りラインよりバックラッシュしにくいという大きな利点があります。
理屈はよくわかってないんですが、編み目が細かいのでスプールの下のラインを拾ってくることが少ないからかもです。
同じシーバスPEでも、パワーゲームだとバックラッシュした経験は皆無に等しいです!(笑)
ウェーディング中にバックラッシュとか最悪なので、ウェーディングでは特にライントラブルの少ないラインを使いたいんですよね。
ただ多本撚りラインで注意しなければならないのは、
根ズレには非常に弱いということです。
なので根が多い場所など、ハードな場所で使う場合は細心の注意を払わなければなりません。
そういうこともあって、私がシーバスPEパワーゲームを使うのは、比較的オープンな河川がほとんどですね
◇ 強ささてシーバスPEパワーゲームの性能についてですが、
引っ張り強力はSランクです!
私が過去に使ったPEラインで、「これは強い!」と思ったPEラインは、たった3つしかありません。
それはシーバスPE、シーバスPEパワーゲーム、ハードコアX4だけで、この中でもパワーゲームは特に強いと感じてます。
その他のラインは、根掛かりを引っ張った時に「うっそ~!」というくらい軽く切れるものがほとんどでした(泣)
しかし上記の3つのラインの1号以上であれば、#6くらいまでならフックを伸ばしてルアーを回収できます!(FGノット前提)
ただ逆に簡単に切れないので、2フックガッチリ根掛かりした時なんかは切るのが大変です・・・・
◇ 耐久性
シーバスPEパワーゲームは高価ですが、耐久性はかなり高いです。
私は3年ほどシーバスフィッシングを休止してましたが、その間も入れると5年間も同じラインを使い続けてました(爆)
まあ実質的には2年間だし河川への釣行回数は多くないのですが、それでもこれだけ長持ちするラインもすごいです

ただ、後述しますが気分的に早く替えたくなってしまう問題があるんですよね・・・
◇ 糸質私がシーバスPEパワーゲームの一番の欠点だと思っているのが、この糸の編み方(撚り方)ですね。
編み方がけっこう荒くて、
水中の汚れを拾いやすいためすぐラインが汚くなるという欠点を抱えてます(泣)

上の画像はバス用のカモフラージュカラーライン・・・というのは嘘で、トータル8時間ほど使用したシーバスPEパワーゲームです

河川が濁り気味だったとはいえ、短期間の使用でここまで汚れるのはひどすぎます!

もちろんコーティングスプレー(PEにシュッ!)はしてましたし、釣行後もスプールを水洗いしてましたが・・・
まあ汚れたからといって極端に性能が落ちたりすることも無いので、見た目に我慢できるなら問題ないです

また要注意なのは、ちょっとしたことで糸がほつれやすいということです。
初購入時、FGノットを組もうとしたところ、指先が荒れていたためほつれてボロボロになってしまったことがあります(泣)
なのでノットを組むときとか、指先をワセリンとかローションとかで潤滑させて組んだ方が安全でしょうね・・・
こういう欠点があることもあって、最近はモーリス(バリバス)の
アバニシーバスPE マックスパワーなんかも併用してます。
マックスパワーはシーバスPEパワーゲームより編み目も細かくて汚れにくいし、蛍光カラーもあるし、わりと強力なので気に入ってます。
欠点はパワーゲームより高いことですが、最近は店によってはマックスパワーのが安いこともありますからね・・・
◇ 総評汚れやすいという問題はあるものの、純PEの8本撚りラインの中では安い方だし、強さは折り紙つきなのでその点では安心しておすすめできます。
耐久性も高いので、4本撚りラインを短期間で交換するより、コストパフォーマンスが良いケースもあるかと思います。
まあ、あの汚れ具合に我慢できるかどうかですが・・・


なお、昨年新発売された
シーバスPEパワーゲーム デイタイムを先日購入しました!
まだリールに巻いてすらいないんですが、パワーゲームのレッドカラーということで汚れが目立ちにくくなることを期待してます(笑)
昨年の
四国遠征でランカー狙いに4本撚りPEの2.0号を使ったんですが、さすがにここまで太いとルアーが飛びませんでした

そのため今度は、同じくらいの引っ張り強度(22lb)で細くできる、8本撚りのこのラインに白羽の矢が立ったわけです。
あ~、次の四国遠征が楽しみだなあ・・・って、相当先の話になるんですが
テーマ:ソルトルアー - ジャンル:趣味・実用
- 2019/01/23(水) 22:23:14|
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1月も中旬となって、ネット上にも新製品情報がちらほらと出てくるようになってきました。
フィッシングショー前なのであまり情報がありませんが、シーバス関連で気になる製品をピックアップしてみたいと思います。
◇ ダイワ
http://www.daiwa.com/global/ja/fishingshow/2019ss/certate/index.html19セルテートの情報がアップされています!
昨年のイグジスト等に採用されたLTコンセプトがセルテートにも採用され、大スプール・小ボディとなり大幅に軽量化してます。
スプール径基準で比較すると、16セルテート2500が240g、19セルテートLT3000番台が210~225gといった感じです。
質実剛健なセルテートのコンセプトが、だんだん変わってきましたね・・・

モノコックボディ、
簡単に砂がみする&無償修理は嘘のマグシールド、
全くラインが出ないor出だしたら止まらないATDといった基本構造・機能は、16セルテートと変わらないようです。
が、しかし・・・

19セルテートではなんと、
ストッパーレバーが廃止されてしまいました!!!

ここ最近、ダイワはシマノの真似をすることが増えてはいましたが、シマノの大改悪まで真似なくてもいいのに・・・
たぶんダイワの今後の機種はすべてストッパーレバー無くなるので、ストッパーレバー無い機種は絶対買わない私はどうすればいいんでしょうか?(死)
ストッパーレバー欲しかったら、レバーブレーキ買えってか???
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/lexa/index.htmlあと製品情報ページの方にひっそりと、
レグザというリールが追加されてます。
その代わりEM MS(エンブレムMS)が消滅してるので、その後継ということになりそうですね。
モデル名消滅、ほんと早っ・・・

超軽量だったEM MSとは異なり、アルミボディ採用で重くなってしまってるようです。
スプール径φ48のLT3000で260g・・・格下のフリームスLT3000は225gなのに、カタログスペック間違いでは???(汗)
誤記でなければ、さらに安いレブロス2500が250gであることを考えると、微妙なスペックですねえ・・・
まあ、最近のリールが軽すぎるだけであって、昔と比べたら2500番台で260gなら十分軽いんですけどね(笑)
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/salt_rd/19morethanVsp/index.htmlシーバスロッドでは、無印の
モアザンがモデルチェンジしてます!
今まではAGSじゃないモアザンはコルクグリップだったのが嫌で買いませんでしたが、このモデルからはEVAになってますね。
AGSよりチタンガイドのが好きな人には、朗報ではないでしょうか?
ただよくわからないのは、型名にEX(エキスパート)、BR(ブランジーノ)という名称が付加されてます。
それぞれのコンセプトを受け継いだ・・・みたいに書かれてますが、なんか軽自動車に白ナンバー付けるみたいで嫌ですね(爆)
しかし87LMLとか、よく使うサイズ・硬さのラインナップが追加されたら、私も買ってしまうかもしれません

◇ シマノ
http://fishing.shimano.co.jp/product/series/vanquish/lineup/index.htmlシマノの方は、リールに大きな動きがありました。
もうご存知の方も多いかと思いますが、モデルチェンジサイクルを覆し、
19ヴァンキッシュが登場してしまいました!
02モデル以来、ステラがモデルチェンジした次の年にツインパワーとバイオマスター(ストラディック)がモデルチェンジというサイクルでした。
さらに次の年にツインパワーMg(ヴァンキッシュ)とバイオマスターMg(レアニウムCI4他)がモデルチェンジだったので、完全にサイクル壊れましたね・・・
今まで、ヴァンキッシュ(ツインパワーMg)ユーザーにとっては、モデルチェンジ直前のモデルを使わされてる感がありました

しかしこのサイクル変更で、そういった不満は出なくなるかもしれません(笑)
あと、ストラディックCI4+の方は今年はどうなるんでしょうかねえ・・・?

※注 : 09レアニウムCI4は07ナスキーがベースなので、05モデル相当です
まあサイクルはさておき19ヴァンキッシュのスペックですが、C3000で170gととんでもなく軽いです!
これはダイワのLTコンセプトに対抗するため、最軽量モデルから優先して発売したとも考えられますね。

正直私はマイクロモジュールギアとか機構面は全然興味ないのですが(爆)、気にするのは実釣に影響するスプールの形状ですね。
18ステラと同じくロングスプールとなっていて、大昔の95モデルに回帰しているような気がします

結局、ロングスプールのが飛距離が出るんですかねえ・・・短くなったり長くなったりよくわかりません。
http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5602シーバスロッドの方はこれといって情報がありませんでしたが、万能ロッド?として
スコーピオンが追加されてます。
型番がバスロッド用なんですが、スピニングモデルの2652R-2は7~20gと、スピニングのバスロッドにはあまり無い硬さです!
まあ6.5フィートしか無いので使えるフィールドは限られるかもですが、ショートロッド好きな私はちょっと気になります

あと気になるのは
5ピースモデルもあるということで、2602R-5の仕舞寸法44.1cmというのはめちゃコンパクトですね!
ここまでコンパクトなら電車に乗っても苦にならないし、バイクに括り付けても邪魔にならないし、色々使えそうです。
おそらく、フィッシングショー後には他メーカーの新製品情報も出揃うはずです。
昨年(2018年)は書くのを忘れてしまいましたが(汗)、ラインとか気になる製品情報があったらまた紹介したいと思います。
テーマ:ソルトルアー - ジャンル:趣味・実用
- 2019/01/15(火) 23:37:33|
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